夜は短し歩けよナンタラ 読むに至るまで
私の人生は思いつきと気まぐれの連続です。他の人がどうなのかは知るところではありませんが,惹かれるものがあればそちらに赴き,飽きや辛さを感じたら早々に手を引く,そんな風にして生きてきたし,これからもそう生きていくのではないかと思うのです。このようにして文章を綴るのもまさにそう。今は気が向いているのです。
文章を書くのと同じく,読むのにも気の向き不向きがあります。気が向いているときは割と読める。向いていないときは全く読めません。全く読まないこともあるし,1ヶ月かけて300ページしか読めないこともあります。
私は本を買うとき,ほぼ必ず,東京駅にある丸善に足を運びます。アクセスが良いということもありますが,丸善の雰囲気が好きなのです。誰しも,一度訪れればその良さに気づくことでしょう。3文字で表現するなら,美術館。そんな空気の漂うところです。東京駅の丸の内北口を出て横断歩道を渡ってすぐのビルの中にあります。確か,3階が小説のコーナーでした。丸の内で流行りの本だとか,現代ミステリーおすすめだとか,そういう本が美術館の中に展示されているのをイメージすれば良いかと思われます。そこで私は,ジャケットが気にいる本をいくらか購入するのです。ただ,財力が無限にあるわけではありませんから,月に2冊までと決めています。これまで,ジャケ買いで失敗したことはありません。自分の直感を信じて本を買うのも一興です。
ある日,私はそこで「夜は短し歩けよ乙女」という本を買いました。先ほども申し上げましたが,読むペースにはかなり波のある人間ですから,積ん読をかなりしているのです。最近漸く読むことができました。
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