Be a doctor!

都内在住在学の医学生。医学生の日常を,医学部生活をメインとしながら綴っていきます。受験シーズンもひと段落したので,ひとまず僕の文章力向上に協力願います。全方位からのコメント待ってます。

春に咲く花火

 最近ものを書くということにはまっているのか,ものすごい量の文章を書きつつあるんです。でも,実際表に出てくる文章の量としては大したことないですよね。僕の癖で,途中まで書いてまあいいか,ってなって「下書きに保存」を押して積ん読状態。映画も今現在5,6本途中まで見たのがあるし,本に関しても4冊くらい並行してかじって放置してあるような状態です。都合よく解釈すれば,その本なり,映画なりがさほど面白くない,ということになるのでしょうけれど,このくせは直していかないとなあ,とつくづく思います。この癖が今の僕を成り立たせてしまっているのもまた事実だけど。全方位からのコメントをお待ちしております。

 

 今日もまた端的なタイトルを考えようとしてかなり苦戦しました。ちょうど「ネタ」になりそうな感動体験がありました。文章化して自分の文章力上げたろガハハ。

 他の誰でもない,この自分が選んだ道ですが,僕は世に言う医学生なんです。医学生って勉強してそうでしょ?実際,固定観念としての大学生よりは勉強してるかなー,って感じです。授業も多いし,テスト範囲も意味わからん多いし。事実,明日からまた学校です。実際のところ勉強してみれば案外面白いこともあるので,地獄だわwとかそういうことは言いません。

 というわけで,春の最後を締めくくるべく,エイプリルフールのこの日に美味しいものを食べにいこう,となったわけです。先日まで一週間ほど旅行に海の外(外国も行ったし,離島にも行った)に出かけていましたが,そこで意識的に食べなかったものがありました。寿司です。好きになるのに理由はいりませんが,うまい寿司を食いてえ,と2週間くらい思い続けていました。それが今日叶ったわけです。自分の努力である程度の地位を獲得すると,親族からの風当たりがかなり良好になっちゃうんですよ笑。学歴でイキるのは嫌いだけど,こういうところは感謝しちゃいます。

 エイプリルフールなんで,どこに行ったか,うーん,ザギンでシースーということにしておきますか。僕は海のものを食べるのは割と好きで,月2くらいで食べてたりするんですけど,寿司ってなるとめっきり減って,年2とかになっちゃうんです。なんせ,そんな金持ちでもないし(回らない寿司の話)。3月は城ケ島で刺身を堪能させてもらいましたし,11月の終わりは京都の北のほうにある伊根という漁港で鰤に舌鼓を打っておりました。寿司の話に戻ると,最後に食べたのは去年の夏とかなんです。しかも海のない長野県で。当然,ザギンは築地に近いこともあって期待してかかるわけです。ここ3日くらいは明日の昼が楽しみだ,みたいな状況が続いていました。

 大学生が通ぶるのも癪に触るので,とりあえず店長オススメ10貫みたいなやつを頼んでみました。どれも当然美味しいわけですが,特段美味しいものがあったのでそれを紹介しようと思います。特段のレベルですが,うーん,早稲田と離散くらいな感じですかね。一つだけ飛び抜けて美味い,って感じ。まじ,こんな美味いもん世の中にあったんかい!?みたいな。色々僕だって食に楽しみを求めていますけど,ここまで美味いものは本当に久しぶり。

 そんな感動体験を呼んだのは,「炙りトロ」というお寿司でした。名前の通りのお寿司でしたがマジレベチ。口に入れた瞬間まず炙ったことによる香ばしさがうわっと。ついでトロの上にかけられたすだちの爽やかな香りが。そんでトロの食感,ワサビ,すし飯,とくるわけです。伝わるかな。この5ステップ(もしかしたら,いや確実にもっとある)が時間差でボボボボンと来るんです。花火みたいに。言葉が出てこないけど,味覚嗅覚で楽しむ花火。夏の夜空に打ち上がるあの花火は,視覚と聴覚で楽しむものじゃないですか。ふわっと打ち上がって,ボンと音がして,儚く散って行く。本当にその感覚に似ていて,ふわっと口の中に広がって,サッと跡形もなく消えて行く。その感動体験。また味わいたいものです。

 

 桜はなんで美しいのか,という議論があります。単に花そのものが美しいということもありますが,僕はその稀少性が美しさというベクトルをエンハンスしているのかな,なんて思うときがあります。だって,桜が一年中咲いてたらなんとも思わないでしょ。冬が影を潜め,街が暖かくなり出してあの花,木を見て,春が来たと実感するわけです。無言で語りかけて来るその姿勢に応える我々の反応が,「美しい」という感情に凝縮されてる感じ。キモっ。

 それと一緒で,美味しいものも日常的に食べてしまってはその価値が下がってしまう。「炙りトロ」は僕の心の中での春の風物詩くらいにしておきますか。いつまであるのかわからんけど。なくなっても,僕がいい大人になっていたら別の寿司屋さんに作ってもらいますけど。

 

 この種の希少性ゆえの〇〇ってのは本当にいくらでもありますよね。世界遺産とかもそんなん。登録するのもうやめればいいのに。

 とりあえず今は,僕の文章力を上げるために日常のあれこれを綴ってまいります。(完)