医学部 面接
お久しぶりです。センター試験も終わって,私立医学部の入試シーズンもスタートしましたね。今回は,医学部の面接の様子を紹介したいと思います。
もう時間ないよって人は結論だけみてください。
1. 面接の目的って?
よく,医師としての適性のない人間を排除するために面接を行なっているんだ,という話を聞きますよね。医学生の立場からしてもそれは概ね同感です。本当に医師になったら困るような人間は確かにいないような気がします。ネタで人間性が崩壊しているサイコパスのような奴はたくさん存在しますが笑。普通に喋ることができれば十分合格できるはずです。
2. 面接で何を聞かれるか
自分もいくつか面接を経験しましたが,すべてに共通していたのは一つだけです。必ず聞かれるのは,なぜその大学を志望したのか,という志望動機でしょう。これくらいは話せるようにしておかなければなりません。正解のない問いですから,悩んでいる方も多いと思いますが,こんな会話をして受かった同期もいます。
同期「貴校の基礎研究の力の入れ具合に共感したため,志望します。」
教授「じゃあ,具体的に何やってるか知ってるの?」
同期「何も知りません。すみません。」
彼は面接の直前にネットを見て情報を探したようですが,見事に突っ込まれてしまいました笑。それでも受かってるんですよ。正直なのがいいってことですかね(これはかなり大事です)。ただ,事前に考えておくに越したことはないですよ。
あとは,最近のニュースで気になるものなど。なんでもいいのです。僕は相撲の話題を言って逃れました。下手に医療系のニュースを持ち出して墓穴を掘るよりは,自分が少しでも詳しいことについて話した方がいいですよ。
賞状などを持参する大学では,それについて聞かれることもあります。自分で面接の材料を作れるわけですから,自分にとってプラスになるように使いたいところです。僕もいろいろエピソードを考えて面接に臨みました。ある発明コンテストの賞状を持って言ったら,その発明品について聞かれました。ただ,いろいろ持って行っても注目してもらいたいものだけを選んでくれるとは限らないので,しっかり喋ることのできるものだけを持っていきましょうね。
僕が受けた大学で,医療系の話題について質問されたところはありませんでした。ただ,「将来何科になりたいの?」っていう質問は医学生になってからよくされます。今の所は〇〇*1を考えていますが,勉強していく中で面白いものを見つけたらその道に進みます,なんていつも答えています。正直でいいね,って返されるのが関の山ですが,無難な回答だとつくづく思うのです。
3. 面接への心持ち
その大学に受かりたい,という情熱は受験生の誰もが持っているものだと思います。折角その大学の教授,先生方と喋ることのできる機会を得たわけですから,全力で楽しもう,という心意気で丁度いいのでは。面接を楽しもうと思って落ちたことはありません。楽しもうと思っていれば緊張も和らぐし,会話も自然なものとして生じるはずです。僕が言えることは,それだけ。
4. 結論
せめて志望動機だけは突っ込まれてもいいように考えてから行く。喋ることができれば面接で落ちることはないよ*2楽しむ気持ちを忘れずに。健闘を祈ってます。