数学の勉強法
僕は高2の頃から京都大学を志望していました。高い目標を掲げていたものの,高3が始まった時点では2/6問がやっとのところ。でも本番では4.5/6くらい取れました。どうしてそんなに取れたのか,自分なりに分析したいと思います
一言で言えば,復習を大事にしたから成長したのです。復習といっても生半可なものではダメです。僕は問題を解く以上の時間を復習に充てました。具体的にどうしたか,説明していきます。例えば,京大の過去問を1題解くとして。。。
① 問題を解く(20〜25分)
→ここで答えを見るようではダメです(当然ですね笑)。自分の頭で考える。大抵は3〜6問を1回に解きますから,厳密に20分ということはあり得ませんが,これは大まかな目安です。解けなければ別の問題に行くし,逆に5分で解けるということも最後の方はしばしば。
② 丸つけ(5分)
→大抵解答には複数の模範解答が載っているはずです。自分の取った方針以外のものを見て一喜一憂するのもまた醍醐味。そう,楽しみながら勉強することが大事なんです。この域に達するにはかなりの鍛錬が必要なのも事実ですが笑。
③ 復習(20分〜)
→ここに一番時間をかけたいところです。何故か。受験数学というのは,ある程度経験がものを言うわけです。その経験をいかにして多く積むか,と言うことが重要。言葉にできない経験をいくら積んでも,それは本番で意味をなさない武器となる。だからこそ,「その問題がどんな問題で,それを解くにはこう言う手法があって,でも題意を鑑みて僕はこう言う解法を選んだ」と言うことを言葉にしておくことが重要。僕は毎回ノートに問題を解いて,その下に「指針」と題して数学の講師にでもなったつもりでまとめを書いていました。それをパソコンで清書したものが見つかったので,載せておきましょう。
→京大数学2016-2
ちなみに,この問題は僕が受験を通して最も印象に残っている問題。整数問題色々解いてきたけれども,京大の最新の過去問を解けたのは喜びが格段に違うんです。しかも,なんか対照的で綺麗だし。